こんにちは、タテキです!
先日ネットで平均勤続年数を調べたところ、全国平均は12年ですが今勤めている会社は4年だそうです。「うちの会社短い。。。」と少しショックですが、気がつけば私も今年で5年目になります。
まだしばらくは今の会社にいる予定ですが、もし自分が今と同じプロジェクトマネージャー(とプロダクトマネージャー)で転職をする場合、何を重視して転職先を探すだろうと考えました。
ネットに書かれているプロジェクトマネージャー転職の記事内容は「分かりやすいれども、本当にプロジェクトマネージャーとして転職した人が書いている?」「人材エージェントがテンプレート的に書いているのでは?」と思わせることも多かった為、一プロジェクトマネージャー(兼プロダクトマネージャー)として、転職するなら重視することを書きたいと思います。
Projectを最後まで担当させて貰えるかどうか?
最初に重視したいのは、参画から終結までをプロジェクトリードとして担当してもらえることです。
新しい環境は慣れる時間が必要で、転職先の人間関係, 力の関係, 会社独自の進め方を理解する必要があります。それまで通りの自分のやり方や教科書的な進め方が適用できず、数か月から半年くらいは新しい環境に慣れる必要があると思います。
まだ慣れる前に「この人は仕事ができない」とあきらめられて、別の小さいプロジェクトとかに担当変更をされると、それまでの期間が実績になりません。
たとえ実績にならなくても学びは残りますが、学びはレジュメに書けず、自信にもつながりません。
プロジェクトを無事完了させる(もしくは価値なしとして意図的に中止させる)ことで初めて、レジュメ上の説得力が増し、自信にもなります。
ですので、転職活動時の面接や面談時に、「最後までやらせてくれますか?」「途中でアサイン変えないでくださいね」と、積極的に事前根回しをしていきたいと思います。
上司がメンバーをサポートする文化があるか?
プロジェクトマネージャーは、エンジニアではなく、クライアントサポートでも、Budgetホルダーでも、リソースを自由に使える立場でもない為、周りの人の協力がないと何も成果を作れません。
プロジェクトを見える化するダッシュボードを作ったり、資料作成にいそしんでいる人たちをよく見かけますが、肝心のプロジェクト自体は全く進捗していないなんてこともあります。
しかし、初めましての人から何かを依頼されても優先してやろうと思わないのは、よくあることだと思います。そこで、新人の時に周りの協力を得る為には、上司など発言力がある人から各メンバーにプッシュして貰う必要があります。
もし上司がサポートしてくれず、他部署とのいさかいを避けプッシュしてくれない場合、プロジェクトを進めることがとても難しくなります。
そして、そのような上司からのサポートがない部署は存外多い印象です。そんな部署は、プロジェクトが進まない原因までもメンバーに押し付ける場合もあります。
直属の上司からサポートをもらえないと、仕事は難しいものになります。
先日、サッカークラブ: リバプールのクロップ監督のインタビューを見ましたが、”うまくいかなかったら監督の責任、成功したら選手の功績”と話していました。そのようなメンタリティーのある部署で仕事できるのが理想です。
そこで、選考時にメンバーと面談をさせてもらい「仕事が上手く進まない時、どう解決するか? (”上司に相談する”と回答してくれるか否か) 」「上司と定期的に1on1をするか?どんな話をするか?」と聞きことで、上司がメンバーをサポートする文化があるか否かを観察したいと思います。
お互いがサポートし合う文化があるかどうか?
プロジェクトマネージャーは周りの協力が欠かせません。ですので、プロジェクト内のメンバー同士に助け合う文化があるか、プロジェクト外の社員からもアドバイスをもらえる文化があるか?も大切なポイントです。
私がこれまでの経験の中で上手く進んだプロジェクトは例外なく ”上司が助けてくれた” もしくは ”悩んだ時に親切に教えてくれる先輩社員” がいました。自分の能力というより助けてくれる他者がいるか否かがプロジェクトに大きく影響します。
プロジェクトメンバー内で助けてくれる文化があるかを知る為に、採用プロセス時に配属されるだろう部署の勤続年数を聞きたいと思います。「ベテランのメンバーはいますか?」「何年目の人ですか?」「同じようにベテランな人は他にどれだけいますか?」など質問したいと思います。
もし勤続年数の長い社員が部署に多くいる場合、長く続ける事が出来て助け合う文化があるかもしれないと考えられます。
また、1on1の文化と会社独自トレーニングコースがあるかでプロジェクト外の社員にアドバイスを求められるかどうかを確認したいと思います。
1on1の文化がある会社は、「アドバイスほしいので1on1してください!」と突然連絡しても無下にされません。また、独自トレーニングコースがある場合は、人を育てる仕組みが内製していることが分かり、社内のプロがメンバーを教育する文化があるということです。
私も実際に社内の研修で講師をしている先輩社員たちを見つけ、定期的に1on1してもらっています
まとめ
求人情報をみると、「最先端の××業界」「上流工程、××円規模の案件」「給料は××円」などの情報が書かれていますが、個人的にはもっとソフトな内容を知りたいと思います。たとえ魅力的な仕事でも、続けられないと次のキャリアにつながりません。
もし自分が次の転職先を選ぶ場合、「最後までやらせてくれる?」「上司/メンバーはサポートしてくれる?」を大事なポイントとして確認したいと思います。
最後まで読んで頂いてありがとうございました。
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