こんにちは、タテキです。
スケートボードが趣味なのですが、梅雨になり雨が続くと地面が濡れてできないので残念です。
屋内で過ごす時間の多いこの時期は読書する機会もあると思いますので、今日はプロジェクトマネージャーとして役に立ったオススメの本を書きたいと思います。
どちらも週末二日で読み切ることができ、学んだことを実践で使うことができる為、資格勉強をするよりも優先して読むことを勧めたい本です。
担当になったら知っておきたい「プロジェクトマネジメント」実践講座
出版社 : 日本実業出版社 (2017/1/28) 単行本 : 296ページ 新品価格 : 2,420円 |
この一冊でプロジェクトマネージャーの基本が学べる入門書と言えます。
プロジェクトマネージャーの教科書と言えばPMPですが、PMPは本も動画もかなりボリュームがあり、最後までやり切ろうとするとかなり体力を消費します。
かつPMPはプロジェクト統合マネジメント・コンフィギュレーションマネジメント・統合変更管理などなど業務で使わないよく分からない単語で満ちていて、わかったようなわからないような気持ちがずっと続きます。
プロジェクトマネージャーの勉強をしたいという人は、今まさにプロジェクトを担当していて、短時間でプロジェクトマネージャーの基礎を抑えたいとか、プロジェクト上の特定の悩みをすぐに解決したいからといった動機で勉強するのだと思いますので、
そういった方には担当になったら知っておきたい「プロジェクトマネジメント」実践講座をおススメします。
この本はプロジェクトマネージャーの基本が網羅されており、わかったようなわからないような言葉もなく、大きい文字と図解でとにかく読みやすいです。この本を読めば、プロジェクトの始め方、WBS、Issue log、Risk register などなど、プロジェクトマネージャーとしての「型」を身につけることができます。
(Amazon販売ページより抜粋)
プロジェクトマネージャーとして仕事をする上での知識はこの一冊で十分です。逆に言うと、この本レベルの知識がないのはルールを知らずに試合に出ているような状態に近いです。プロジェクトマネージャーになったばかりの方にはすぐに読んでいただきたいです。仕事の仕方が変わると思います。
外資系コンサルが教えるプロジェクトマネジメント
出版社 : 大和書房 (2016/3/25) 単行本 : 184ページ 新品価格 : 1,540円 |
担当になったら知っておきたい「プロジェクトマネジメント」実践講座が基礎編だとすると、外資系コンサルが教えるプロジェクトマネジメントはプロジェクトマネージャーとして成功する為のノウハウが分かる発展版です。この本は勝つ為の実践的なスキルを身につけることができます。
- プロジェクトを炎上させない方法。それは、確実に成功が見込める「勝てるプロジェクト」を見極めること
- プロジェクトマネジメントにおいて、スタート時とクロージング時が最も難しい。ここは他人任せにせず自分が操縦桿を握るべき
- プロジェクトマネージャーは他の誰よりも決裁者(社長とか)と近くないとといけない。プロジェクトマネージャーよりもメンバーの方が決裁者と近いと、プロジェクトの指揮系統が混乱する
などなど、著者の山口周さんがプロダクトマネージャーとして沢山の経験された中から得られた、まさに生きた知恵を得ることができ、プロジェクトを成功させる為のヒントが詰め込まれており、明日からすぐにでも取り入れられる実践的なアイディアが得られます。
山口周さん今は思想家, 哲学者のような活動をメインでされているようで、本としてもエキサイティングでどんどん読み進めたい気持ちにさせる内容になっています。
他方、この本は基礎知識の学習を目的としていない印象です。ルールを理解している人が、セオリー通り進めても上手くいかない時にどう対応すればよいのか?に答えてくれるタイプの本です。プロジェクトマネージャーとしての知識は一通り抑えているものの、担当プロジェクトがスケジュール通りすすまない、行き詰っているといったときに読むと、解決に向けたヒントを得ることができます。
まとめ
というわけで、プロジェクトマネージャーとして役に立ったオススメの本について書いてみました。
まずは担当になったら知っておきたい「プロジェクトマネジメント」実践講座を読んで一通りの型を身につけ、その型を前提として仕事しながら、行き詰ったところを外資系コンサルが教えるプロジェクトマネジメントを読んでさらに突破していくイメージで、プロジェクトマネージャーのお仕事は一通りこなせると思います。
以上です。最後まで読んで頂いてありがとうございました。もし質問, コメントなどありましたら、お気軽にTwitterなどでご連絡ください。