こんにちは、タテキです。
私は上場企業で月間50万PVくらいのWebサービスでプロダクトマネージャーをしていますが、エンジニアとしてはベンチャー企業で約2年程度の経験があるだけです。
月間50万はPVとしてそこまで大きくありませんが、それでもエンジニア歴が少ないにも関わらず担当できていることを幸運に感じています。今回はなぜ非エンジニアなキャリアにもかかわらず大手でプロダクトマネージャーができるようになったのかを実体験を元にまとめたいと思います。
まずはIT系部署でクライアントサポートやプロジェクトマネージャーになる
組織の問題を特定して解決する
プロジェクトマネージャーからプロダクトマネージャーになる人もいれば、ずっとプロジェクトマネージャーのままの人もいます。
本人の希望は別として、もしプロジェクトマネージャーになりたいのであれば、組織がかかえる問題を特定して解決する必要があります。
組織は常に問題をかかえていますが、それらの問題は以下のヒト・モノ・カネに集約できる印象です
ヒト
- メンバーが長続きしない
- メンバーが育たない
- 各部署の仲が悪い
モノ
- プロダクトの中長期計画がない
- プロダクトの品質が悪い
- スケジュールまでにリリースできない
カネ
- プロジェクトが予算内に収まらない
- 新しい人材やインフラに投資するお金がない
自分が担当するプロジェクトにとどまらず、これらの組織的な問題に注目し、解決しようと努力する人がプロダクトマネージャーとなっていくと考えています。
以前、とあるプロダクトマネージャーさんが「プロダクトマネージャーの定義は、プロダクトの為になんでもする人」と話していました。自分の部署がもっているプロダクトを大きくするために何が障害になっているのか?突き詰めて考えると自分一人では解決できない組織的な問題に帰結します。
「自分の影響範囲外だから」と匙を投げず、なんとかそれらの問題を解決しようと取り組むうち、周りの人が、”あのプロダクトのオーナーはあなた”と認識してくれるようになります。
私も担当したプロジェクトを成功させる為に、様々な改善に取り組みました
- 事業部と週例MTGして進捗共有(問題点の共有と施策の協議)
- プロジェクトに関わる各部署と週例でMTG(各部署の進捗確認)
- 協力的ではない部署との交渉(上長を巻き込んで闘いました)
- 中長期的なロードマップの作成(なぜこのプロジェクトを今やるのか説明)
- 社内からボランティアを集め、パイロット版を触ってもらう(60名ほど参加)
- 小さいプロジェクトを担当してもらう為、新しいプロジェクトマネージャーを採用
- 教育プログラムを作成(プロジェクトマネージャー業務を平準化しました)
プロダクトマネージャーになりたいと考えていたのではなく、目の前の問題に奔走しているうちに周りの自分を見る目が変わっていきました。
気がつくと周りがプロダクトマネージャーと呼ぶようになっていた
プロジェクトマネージャーになる為にエンジニア経験は必要か?
会社次第だと思います。事業に強い会社であればテクニカルな人材を求めていて、逆にエンジニアリングが強い会社であれば、マーケティングできる人材を求めているはずです。私の部署はエンジニアが揃っているが、多数いるクライアントをさばけていない状態だったため、私のスキルがはまりました。
とは言え、もし年齢が若いならばエンジニアの経験をするのが無難かもしれません(そのままフリーランスのエンジニアになっちゃいそうですが。。。)。
まずは自分のスキルを求めてる会社/部署を探すことをファーストステップにするのが良いのではと思います。