フリーランスのプロダクトマネージャーがMVPに最適な理由3選

こんにちはタテキです。

「ソフトウェアが世界を飲み込む」というタイトルの記事を知っていますか?この記事は2011年にWall Street Journalに掲載され、ソフトウェアがすべての産業に影響を与えていることが指摘されています。

https://www.wsj.com/articles/SB10001424053111903480904576512250915629460

従来の長期的かつ大規模な商品開発戦略では、刻々と変化する時代には対応できません。そのため、短期的かつ小規模な試作品を作る戦略であるPoC(概念実証)が必要とされています。

この記事ではPoCの中核となるMVPに焦点をあて、その実施にはフリーランスのプロダクトマネージャーが最適であることを解説します。

MVPを企業戦略に取り入れられれば、企業全体が新しいアイデアを創造する文化になります。スタッフは継続的な学習と改善を行うことが求められ、企業の成長を促進できるでしょう。

スタートアップで勝ち残るにはMVPの実施が必須

MVPとはMinimum Viable Productの略で、顧客に価値を提供できる最小限のプロダクトを意味します。MVPを実施すれば、本格的に投資するか否かの判断もしやすくなるでしょう。

MVPは仮説や想定を検討するための最小限のプロダクトです。数か月で検証可能なサイズに留めることで、素早く検証できます。実際に作ってしまう前にニーズを検証できれば、「良いアイデアだと思ってサービスを作ったが結局使われない」という事態を防げるでしょう。

たとえば、新しいサービスのアイデアをリリースより前にLPに起こす方法があります。潜在的なユーザに営業し、先に先行注文を受けてしまうのです。また、すでに顧客のリストを持っている場合(既存サービスと同じ顧客層に新しいサービスを提供する場合)、アンケートに答えてもらうことでニーズの大きさを測る方法があります。私自身も、既存顧客層に対して新しいサービスに関連したアンケートを実施し、300件ほどの回答をもとにサービスの内容を絞り込みました。

MVPを実施すれば、新しいアイデアのニーズを検証可能です。PoCに取り組むにはMVPを実施して、短期間で最小限のプロダクトを回すのが有効だと言えるでしょう。

適切なMVPにはプロダクトマネージャーが必要

適切なMVPにはプロダクトマネージャーが必要となります。準備から実施後の検証まで、多くのノウハウと工数が必要とされるからです。また最小限の機能を持つ製品を迅速に開発するには高いスキルが必要になるでしょう。

短期間に十分に魅力的で使いやすく、市場で成功する製品を作成するにはプロダクトの管理が不可欠となります。適切なMVPを管理するために必要な具体的なスキルは以下の通りです。

  • 顧客のニーズを把握するスキル
  • ニーズに最適なソリューションを提供するスキル
  • 開発に必要な情報を収集するスキル
  • ビジネス戦略を策定するスキル
  • プロジェクトを管理するスキル
  • チームマネジメントを行うスキル

上記のスキルを兼ね備えたのがプロダクトマネージャーとなります。MVP開発においてプロダクトマネージャーがリーダーシップを取れば、最小限の機能を持つ製品の迅速な開発が可能です。さらに市場のフィードバックに基づいて、製品を改善していくこともできるでしょう。

フリーランスのプロダクトマネージャーがMVPに最適な理由3選

MVPの実施には高いスキルが必要となります。社内の優秀な人材を回すのが難しい場合もあるでしょう。

フリーランスのプロダクトマネージャーであれば、MVPへの取り組みに関する多くの問題をクリアできます。フリーランスのプロダクトマネージャーにMVPへの取り組みを依頼すべき具体的な理由は以下の3つです。

  • MVP実施には多くのノウハウと工数が必要となる
  • 社内のMVP実施可能な人材が通常業務に専念できる
  • 採用リスクを回避しつつMVPを実施できる

それぞれ順番に解説します。

MVP実施には多くのノウハウと工数が必要となる

MVP実施には多くのノウハウと工数が必要です。フリーランスのプロダクトマネージャーであれば、MVP実施に必要なスキルと知識を持っていると考えられます。

そのためプロジェクトの開始から終了までの一連の流れを迅速かつ効率的に進めるのが得意です。MVP開発に必要な時間やリソースを最小限に抑えながら、品質の高い製品の開発が行えるでしょう。

さらに、様々な企業のプロジェクトに携わってきた経験があります。異なる業界やビジネスに精通していることもあるでしょう。自社にはない新しいアイデアや視点を持ち込むことができれば、より市場に対する競争力のある製品開発が可能です。

社内のMVP実施可能な人材が通常業務に専念できる

優秀な人材は既存の業務に専念する必要があるため、新規プロジェクトに割り当てられない場合もあるでしょう。しかしフリーランスのプロダクトマネージャーを招聘すれば、既存のメンバーが通常業務に専念できます。

外部の人材であれば既存業務の負担を抱えることなく、専門的な知識やスキルをひとつのプロジェクトに集中可能です。既存のメンバーに複数のプロジェクトを兼任させるよりも、高いパフォーマンスを発揮できます。

フリーランスのプロダクトマネージャーを招聘すれば、社内の優秀な人材の負担を抑えながらMVPの実施が可能です。そのうえ開発にかかる時間を短縮し、スピーディーに市場に製品をリリースできるでしょう。

採用リスクを回避しつつMVPを実施できる

フリーランスのプロダクトマネージャーを採用すれば、MVPの採用リスクを大幅に下げられます。必要な期間のみ契約を結ぶため、人件費を抑えられるからです。

新規に人材を長期雇用した場合、企業にとって高い人件費が発生する可能性があります。不確定なアイデアに対して新たに人材を採用することは、リスクが大きいと言えるでしょう。

MVPを実施する際はフリーランスのプロダクトマネージャーを採用し、採用リスクを回避するのがおすすめです。

まとめ

スタートアップで成功するにはMVPの実施が不可欠です。MVPによって新しいアイディアに対するニーズを検証できれば、自信を持って継続するか早い段階で中止するか判断がしやすくなります。MVPはアイディアを検証するための効果的な手法ですが、成功するかどうか分からない側面もあります。

MVPのリスクを抑えるためには、プロダクトマネージャーを短期的に外部から採用することが有効です。フリーランスのプロダクトマネージャーを利用することで、採用リスクを回避し、既存メンバーの負担を抑えながらMVPを実施できるでしょう。

私自身もフリーランスのプロダクトマネージャーとして、スタートアップ企業の業務に携わった経験があります。具体的な業務は試験的なプロダクトのMVP開発や、新しい組織体制の構築などです。私がプロダクトマネージャーとして大切にしているマネジメントスキルに関しては、以下の記事を参考にしてみてください。

IT企業の開発チームに必須のマネジメントとは?現役PMが最適解をご提案!

上手く進んだ場合には正社員を雇用して投資すればよいし、上手くいかなかった場合でも「上手くいかなかった」という検証結果を得ることができます。また、固定人件費が残るリスクを回避することもできます。

  • スタートアップで悩みがある
  • これからMVPの実施を検討している
  • MVPに回せる優秀な人材がいない
  • 社内のメンバーにこれ以上負荷をかけられない
  • プロダクトマネージャーの力を借りたい

上記のいずれかに当てはまる場合は、フリーランスのプロダクトマネージャーの採用をおすすめします。

私であればいつでもご相談に乗れますので、ぜひお気軽にお声がけください。お問い合わせはTwitterのDM、またはページ末尾のコメント欄よりお願いします。

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