『苦しかったときの話をしようか』を読んでから続けているスキル投資のススメ

こんにちは~、タテキです。

近くの大きい書店で『苦しかったと時の話をしようか』が平積みされているのを見かけました。出版は2019年なので、数年たっているにも関わらず今もなお人気ですね、すごいです。

私も数年前に読みまして、心に残った言葉があります。

読んで以来、私もただ業務をするだけでは良くない!と思い、スキルを高めることも意識していきました。

結果として、企画 → Project manager → Product manager & Team managerとしてキャリアを変えながら、 全社的な賞を受賞、評価も継続してSランク、近年は200名程度の部署で一番の評価をいただくことことができました。

今回は、どのようにスキルを高めてきたのか、日々意識していることを振り返りたいと思います。

できることで価値提供しながら、できないことに取り組む

スキルを高めるとは、今まで出来なかったことが出来るようになるということだと思います。しかし、仕事をして給与をもらう以上は今もっているスキルを使って貢献することも必要です。
 
そこで、できることで価値提供しながら、できないことに取り組むというバランス感覚が重要です。

 

これまで私は得意としている「データ分析」「企画作り」「社内調整」を活かしてきました。と同時に未経験だった複数グループをまとめるProject managerを担当しながら、あるプロダクトのProduct managerを兼任させてもらうことで、新しいスキルの獲得も意識しました。
 

もし年齢が若いならば、ポテンシャルを売りにして新しいことにチャレンジすることも可能です。しかし、ポテンシャル頼りは常に配置換えのリスクにさらされ続けます。「これ以上は任せられないな…」と思われる瞬間が遅かれ早かれくるからです。
 
私も新しい人を採用する際にポテンシャルを重視しています。しかし、あくまで今活躍できるスキルがあり、更に成長するという観点で採用するようにしています。
 
人柄とやる気で採用しても、戦力にならないと本人も採用した側もストレスを抱えることになります。
 

部署の問題を振り返り、改善案に取り組む

 
スキルを高める目的は、今まで解決できなかった問題を解決できる為だと考えています。
 
たとえば野球選手がサッカーの練習をしても、野球選手をしている限りそのスキルは自己満足です。
 
これは露骨な例えですが、仕事においても使う予定のないスキルを勉強している人たちが存外多いです。自己投資という意味ではこれはこれで良いかもしれませんが…
 
「今自分が抱えている問題、部署で抱えている問題はなんだろう?どうすれば解決できるだろう?」と自問することが大切です。
 

ここで協調したいのが、個人の問題ではなく組織の問題に目を向けることです。組織の問題を解決することで評価にダイレクトに影響し、ステップアップにつながります。昇進したければ、すでに昇進したつもりで仕事せよということですね。

おススメなのは、毎日業務終了時に「今日、私は/部署はどんな問題や不満を抱いていただろう」と考えてメモすることです。5分だけでも構いません。仕事が終わったばかりだと今日あった不平不満を覚えていますので、すぐに書き出すことができます。
 
そして、週末などに数時間のまとまった時間を作って問題と解決策を考え、必要なスキルを学ぶことです。
 
私もこれまでに様々なことを、学んできました。
 
課題 解決策
部署に体系化されたプロジェクトマネジメントがない PMPを元に資料テンプレートを作成、組織内で共有
採用した人材が長続きしない 詳細な採用要件を作りミスコミュニケーションを無くす。採用時のオリエンテーションプログラムを作り、定期的なフォローアップ体制を作る
定期的にインシデントが発生してしまう PjMとPdMの権限を明文化、PjMはスケジュール, PdMはクオリティに責任をもたせる体制を作る
一部の人間に仕事が集中してしまう 組織内で、誰がPdM, PjM, Tech lead, DvMか明確にし、各人に責任をもたせる
今はチームのマネージャーとして、メンバーのパフォーマンス向上について学んでいます。
 

メンターにフィードバックをもらう

スキルを高める上で大切なことは、メンターを見つけてメンターに習うことです。
 
自分の知識や調べた内容で問題が解決できるとは限りません。そもそも、自分の力では解決できないからそこに問題があるわけですから…
 
自分の悩みはたいてい他の人の悩みですので、先人に習うのが最も効果的です。
 
私は週末にまとめた問題と解決案を簡単な資料にまとめ、翌週先輩に1on1をしてもらってアドバイスを求めていました。
 

先人のアドバイスは実経験から来ていますので、教科書や本と比べて圧倒的に実践しやすいです。
 
また、人は自分が問題だと認識していることだけに集中しますが、実は自分が気が付いていない領域にこそ本当の伸び代があります。先輩に時間を過ごしてもらうことでそれらの問題に気づかせてもらい、格段に視座が上がります。
 

ですので私のおススメは、困りごとがあっても無くても先輩に1on1をお願いしてしまうということです。現状を説明するだけでも自分が見えていない領域からアドバイスをもらうことができます。
 

まとめ

今回はスキルという個人財産をいかに増やしつづけるかという内容で書きました。
  • できることで価値提供しながら、できないことに取り組む
  • 部署の問題を振り返り、改善案に取り組む
  • メンターにフィードバックをもらう

こういった意識をもちつづけることで、スキルは確実に積みあがっていくと考えています。

最後まで読んで頂いてありがとうございました。
もし質問, コメントなどありましたら、お気軽にTwitterなどでご連絡ください。

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