結論
時間をかけるべき頻出問題項目を把握しよう(具体的な項目は下部に書いています)
初心者にオススメしたい参考書は「スバラシク実力がつくと評判の統計学キャンパス」
背景
仕事は開発ではなく企画職の為、RやPaython等の統計スキルは使っていません。ただし、意思決定や関係各署との要件詰めの際、統計的な考えが必要でした。
「この機能は全ユーザにおける×%にインパクトを及ぼす」
「数百人アンケートの結果、×%が必要と答えたので、全体としても×人のニーズが見込める」
などを数的根拠をもって言える必要がありました。
私のスキル
数学は高校1年生から全く触れていません。微分・積分なんてさっぱり分からない文系です。
職務は企画系でOffice全般を使います。SQL・Tableau・DOMOでデータのVisualizationが大好きです。
プロセス
2019年4月から勉強し始め、6月に1回目のテストが不合格、8月の2回目で合格しました。ちなみに、1回目は一般試験会場、2回目はCBTでテストセンター受講です。
ですので、凡そ4か月かかりました。
使った教材
勉強の順序
まずは、統計WEBを一巡してその後に最近の過去問を解きます。
この時点で過去問が全然できなくても問題ありません。回答の解説を読めば分かる問題。解説読んでも分からない問題を区別しましょう。
目安として最初の一か月でここまでを目指しましょう。(超文系の私ができたので、絶対大丈夫です!)
次に、解説読んでも分からない問題や、出題傾向が高いカテゴリを参考書で補足理解しましょう。ここで役に立つのがスバラシク実力がつくと評判の統計学キャンパス・ゼミです。
スバラシク実力がつくと評判の統計学キャンパス・ゼミは、統計WEBよりもずっと読みやすく分かりやすいです。この本のおかげで受かったと言っても過言ではありません。ただし本の一部は専門的過ぎる為読み飛ばしましょう。(どのみち試験範囲でもありません。
最後に古い過去問を解いて慣れましょう。
この補足理解と過去問は皆さんにとって無理のないペースで行いましょう。
過去問題の出題傾向
難しくても殆ど出題されないカテゴリに力を入れるべきではありません。
難しい上に出題頻度の高いカテゴリこそ、時間をかけて勉強する。(特に私は数学の下地がない為、範囲を絞らないときりがありませんでした。)
そこで、統計検定2級出題範囲表の「小項目」単位で過去問を振り分けてみた。
過去問の対象期間は2012/11/1~2018/11/1の6年間です。過去問題集に小項目は記載されていません。私が解きながら「この問題はこの小項目かな?」と手仕分けしたので間違いもあります。上の表は目安と認識ください。
結果として以下に時間をかけて勉強しました。
- 統計WEBをしっかり読めば十分
- 散布図と相関
- 適合度検定,独立性の検定
- 回帰分析
- 確率変数
- 統計学WEBよりキャンパスゼミが丁寧
- 確率分布
- 確率
- 統計WEBで理解できるが、キャンパスゼミの補足がおすすめ
- 仮説検定
頻出するが上のリストにない小項目(例えばデータの分布の記述や、単回帰と予測など)は難易度が低いので、なんなく解く事が出来るはずです。
最後に
数学知識が中学レベルで止まっている為、「一生受からないかも、、、」と不安でしたが、無事合格できました。私の工夫が参考になると嬉しいです。